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内なる子 文殊菩薩

やっと お目覚めになられましたね
随分と うなされてたようですが
悪い夢でも見られて
いたのでしょうか

え?
夢は覚えてないのだけれど
誰かが言う言葉が脳裏に残って
目が覚める日が
ここのところ
続いている
しかも
その言葉というのが
どれも否定的で
時には 恐ろしいものすらある

――――――そうでしたか
それは さぞお苦しかったことでしょう
気づくことができなかった僕を
どうかお許し下さいね



眠っている時に その出来事が起こる
ということは潜在意識に関わっている
可能性が考えられますね



人は眠る時、
意識もまた眠るための意識に
切り替わります
貴方様が起きてハッキリと
自覚がある意識が顕在意識

そして

貴方様が眠っている間の無意識が潜在意識
といわれているもので

無意識の貴方様とは
意識のある貴方様のすぐ裏側にいる
もう一人の貴方様
つまりは貴方様の心
貴方様の魂
なのです


だとすると
その魂が何かの理由で
貴方様に拒否反応を表していることに
なります


しかし
魂というものはその人に
絶対的な愛を持っているもの

たとえ、貴方様が世界中を敵にまわした
としても
最後まで貴方様を守り抜く
それが魂という存在なのです


それでは
貴方様を拒否する存在とは一体何者なのかということになりますが

考えられるとするならば

その魂の中に息づくもう一人の住人

貴方様の魂の中の最も繊細で
純粋な存在

そう
それは《内なる子》と呼ばれる存在



内なる子

この子は貴方様と共に生まれ
貴方様の心に住む
貴方様の本当の本質

それは誰の心にも宿る無垢な存在
そして貴方様が天寿を全うする
その日まで
常に貴方様に寄り添い
貴方様の魂と共に
いつも
貴方様の幸せを切望し
貴方様がこの世に生まれてきた意味を
教え、導いてくれる大切な存在


子供の頃、どんなものや
どんな事が好きでしたか?
そして
大人になったら何になりたかったですか?

それは他の誰からも言われたものではなく
本心から思ったもの


それこそが
貴方様がこの世に生まれ体験すべき
大切なよろこびの答えの一つ

それを教えてくれたのが
まぎれもない
内なる子なのです

そう小さい頃の貴方様は
内なる子と自然に思いをめぐらせていたのです


ところが
大人になるにつれ
育ってきた環境、
そこで接した人たちの価値観、
社会の常識、制約といった
いろいろな条件がら作り出され
気づかないうちに刷り込まれていった
偽の潜在意識を本当の自分の意識と
錯覚し、反対に
子供の頃に持っていた本当の気持ち
すなわち
内なる子の言うことを
いつしか現実世界を生きていく中で
必要のないことだとしてしまったのです。



そして貴方様はこの子を
過去に置いてきてしまいました



それでも内なる子は
貴方様を責めなかったはずです

なぜなら
この子は貴方様の心の最も繊細で
純粋な存在
貴方様の気持ちは痛いほどわかったし
必死に日々を生きている貴方様の邪魔を
するなんてもってのほかだと
思ったからです

ただ自分が黙ってじっとしてれば
いいだけのことさ
内なる子は平気でした

だって
それが
大好きな貴方様のお役に立つことでしたから



では
どうして
そんな子が今になって
貴方様を拒否なさるのか?









こわいのです








怯えているのです









再び
貴方様に
否定されてしまうんじゃないかと
恐れているのです


大好きな 大好きな貴方様に
置き去りにされてしまうなんて
もう二度と嫌だ

そんなこと

もう
耐えられない




でもそうならないようにするには
どうすればいい?




そうか
自分がはじめから拒否すれば
もう二度とそんなことになることは
ないんだと






そう
それは
内なる子の必死の悲鳴だったのです






どうか
内なる子を許してあげてください


そして
決して貴方様を責めてはなりません

貴方様はその時、
その選択しかなかったのです

そうです
全ては必然


そして今この時に
時が満ちたのです



さあ今こそ
この内なる子を救い出しに
参りましょう

大丈夫です
僕がそばについております

目を閉じて

貴方様の胸に手を当てて下さい


そして
胸の奥にある貴方様の心に
膝を抱え隠れてしまっている
内なる子を
見つけてあげてください




見つかりましたか?
その調子です!


そうしたら驚かせないように
静かに
そして
ゆっくりと近づき
そっと
その子を
抱きしめてあげてください

そして
その子に
優しい貴方様の声で
こう伝えてください

一人ぼっちにさせてごめんね
もうあなたを
置き去りにしない
これからずっと一緒です
そして
私の命尽きるその時まで
あなたを必ず
守り抜きます と

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(C)2015 三粱世鬼
貴方様の内なる子は
いつでも
貴方様を待っています