お彼岸

今日は、家族がそろいましたので、お墓参りに行きました。私の家では特に決められた宗教もなく、厳しくはありませんが、
お墓参りは欠かせない行事となっています。それは、強制でもなく家族みんなが楽しみにしていることでもあります。
何故なら、お墓参りに行くと、いつも安心と元気をいただけるからです。父はお墓参りに行くたびに肩が軽くなると言います。私も清々しい気分をいただいています。
それから、もう一つ楽しみがあります。
それは、そのお墓までの道のりに見る季節や自然の美しさ。頬を緩ませてくれるさまざまな生き物たちの出現です。
四季折々の木々や植物、日の光や風。鳥や蝶や虫たち。そこにはいつも神さまや仏さま、ご先祖さまが宿っているようです。
ちなみに今日は、母があめんぼうを見つけました。朝まで雨が降っていたため、お墓までにいくつもの水溜まりがありました。私は、自分の足に水がかかったら嫌だなあと思いながら、いくつかの水溜まりをまたいで歩いていました。そうして、祖父母のお墓 の前にたどりついたあと、後からきた母があめんぼうがいると教えてくれたのです。あめんぼうがいるという水溜まりは私も先ほど通りすぎたはずですが、気づきませんでした。私はもう一度見てみました。すると、いるのです。1メートル位の水溜まりのすみからすみを優雅に躍るあめんぼうです。それは楽しそうに。私は興奮しました。と同時に、言葉にするのが難しいのですが、なんだか自分がちっぽけのようで、恥ずかしいなあ。と、思いました。

神様、仏様、ご先祖様、
今日もまた一つ学ばせていただけたことに心より感謝いたします。